昨夜、本日と雨で出かけられていません。
ここで私のHGのK川のシーバス事情でもお話します。(あくまでも想像です。)
HGのK川は特殊な川でシーバスは釣れたらヒラがほぼ100%という川です。
マルもまったくいない訳じゃないですが、20年通って釣ったことないという人までいます。
実際の分布状況はどうなの分かりませんが、アングラー感覚では97:3?位です。
全長12kmと短く高低差もなく、普段の水量も少なく干潮時は河口でも中心部でも30cm~50cm位です。
満潮時には海水がどっと上流に押し寄せていく環境です。
このことから、マルスズキの重要な生活圏のひとつである汽水域が極端に少ないです。
周辺の川も極端に短い川しかありません。
このためか、マルに比べ遊泳力のあるヒラがマルとの生存競争で勝ち抜いた結果なのではと推察してます。
その一生は図1の通りです。
(図1)
誕生からフッコ位までは海から川への往復を繰り返すがじょじょに本来の生息域である磯場等への定住性を高めていくと推察されます。
マルスズキも同様のパターンを辿るのですが、K川において汽水域という重要な生活圏が少ないため幼少期での優位性が発揮できず、数が少ないと思われます。
図2は今産卵前で大型が川に戻ってきている状況と次回後述する磯ヒラと川ヒラの違いを説明した図です。
(図2)
ようは、磯場に定住したヒラスズキの大型固体は浸透圧調整能力が弱くなっているのと、多量の酸素依存量を満たせないため、磯場での力を川では十分に発揮出来ずにいることを説明してます。(想像です。(汗))
ヒラをF1に例えれば、ターボチャージャーをつけてないエンジンで高山でレースさせられているようなものです。
簡単に言えば釣りやすいのです。
というのもある磯ヒラのスペシャリストでもあるM氏とお話していて、考えさせられたのです。
先日釣り上げた80cmのヒラやモンスターとの対決ですが、磯場ではありえない位に弱いということです。
というのは80クラスを寄せるのは非常に苦労させられ、90オーバーのモンスター級は頭をこちらに向けさせることなくライン切られてしまうことが多数という状況らしいです。
しかも、リールもロッドもラインもリーダーも通常のシーバスタックルより強力にしていてもです。
では、なぜ、本来の生活の場である磯を離れて、彼女らにとって厳しい川まで遡上するのでしょうか?
産卵のため、この時期大量のエサが必要となのでしょうが、海で簡単に捕れれば問題ないはずです。
ところが、もうひとつの特殊要因で、この近辺でアジの情報ないようようにベイトが少なく、川に依存しなければならない事情があるのでは?と推察してます。
だから、この時期だけ押しかけてきているんじゃないでしょうか?
今、私のよく行くポイントの写真です。(満潮時)
赤で囲ったところが、大物ポイントです。
はっきりいって取り立ててという感じですが、とてつもないポテンシャルを秘めてます。
もろん、いろんな条件が整えばですが・・・
pon-kichiさんはじめ、コンスタントに釣られる方はよく観察されてます。
じっくり観察し、仮説を立て、やってみて、検証してみて、また・・
これが大事な気がします。
あと、もうすぐ7並びになりそうです。
運よく踏まれた方はオーナーへのメッセージに画像ともどもご連絡ください。
何か、つまらないもの(笑)お送りします。